ポリグルタミン酸（γ-PGA）

栄養価と特性

ポリグルタミン酸（γ-PGA）は、納豆の粘り成分の主要構成物質であり、単一のアミノ酸であるグルタミン酸から構成される生体高分子です。​その特殊な分子構造により、カルシウム吸収の促進や高い保水能力など、多様な生物機能性が期待され、化学、生化学、栄養学、バイオメディカル、農業、工業などの分野で幅広く応用されています。

味丹生技は、微生物発酵の重要な技術を有しており、ポリグルタミン酸の多様な分野への応用を積極的に開発し、複数の国際特許を取得しています。

製造工程

食品および化粧品グレードのポリグルタミン酸は、L-グルタミン酸と納豆菌（Bacillus subtilis var. natto）を用いた発酵培養により得られます。​納豆菌は、納豆の製造に使用される微生物の一つであり、発酵後、一連の精製工程を経て、生分解性の原料として製造されます。

医療グレードの製品は、乾燥および粉砕工程の前にエンドトキシン除去処理を行い、高い安全性基準（0.5 EU/mg）を満たす原料として製造されます。

応用分野

多数の国際特許を取得しています。